一人暮らし

一人暮らしをはじめて数ヶ月、ただただ寂しい。


気がつけばもう1時を過ぎていた時、「もう12時だね,寝なきゃ」と言い合える人のいる幸せに気づいた。
家にこもって一日が過ぎてしまった時、「明日はどこに出かけようね」なんて計画を立てたのが懐かしくなった。
夜中お腹がなった時、賞味期限切れのカップラーメンを半分こして食べた、その時のカップラーメンがどれだけ美味しかったか思い出した。


咳をしても一人、転んでも一人。
もっと野菜を食べなきゃと言ってくれる人も、もういない。
一人暮らし、はやく慣れないかな。

私の好きな場所

f:id:sabotenn_chan:20170210173426p:plain
下北沢に、小さなブランドが集まったアクセサリーショップがある。
そこには小さなスペースに小さな棚がたくさん並んでいて、小さな棚の中にこれまた小さな小さなアクセサリーが
とても大事そうにちょこんと展示されている。
それぞれのブランドの世界がそれぞれの棚の中に展開されていて、
例えばパステルピンクの原宿系ゆめかわいいアクセサリーの棚の横に、
電子部品を加工したどこを探しても見たことのないような抵抗やコンデンサなどのアクセサリーの棚があったりするような、
それはそれはカオスな宇宙になっている。
私はそのような宇宙にあっていつも、まるで今日身につけるアクセサリーを無限大の中から選べるお姫様になったような、もしくはアクセサリーケースに入り込み私もそれらの一部になったかのような気分でいる。


しかし、そのような空間にあって唯一、お城に土足で乗り込み私の心を乱すのは、カップルの存在である。
こんな場所に二人で買い物に来て、「これは似合いそう」「これ買ってあげる。」などと談笑している。
確かにかわいらしいレースにお花の飾りのネックレスは、私なんかよりもその娘にずっとずっとよく似合う。
その姿があまりにもこの空間に溶け込んでいて、私は城から追い出される。




私は今日も城の中からアクセサリーを持ち出せずに、帰りは王将で敗者の晩餐会を催そうなどと画策している。