A氏
(A氏の名前はA氏に申し訳ない気がするので伏せます)
風邪で寝込んでいる時、昔ブログで大ファンだったA氏の書籍が出ていると言うので久々に読んでいる。
私はA氏の文章を読んでほぼ初めて、文章でおもしろおかしく表現することの、その豊かさやおもしろみを知った。
ひどく辛かったであろう経験も、A氏の手にかかればこんなにもおもしろおかしく、人を楽しませる材料としてお皿の上を駆け回る。
大好きな文章、大好きな言葉たち。
いつまでもいつまでも読み終わりたくない、そんな気にさせてくれる。
思えば最後にA氏の文章を読んだときも、こんな鬱々としたどうしようもない気分の時だった。
ひどい自己嫌悪に陥って、行き着く先がいつもA氏の文章なのだ。